今週の日曜、僕がストーンで自分で企画する最後のイベント、ソウル&ファンクナイト『ON THE CORNER vol.2』を開催する。
前回ほんとに大好評いただいて、またやるしかないと決意しました!
そして、やるからには前回よりさらにドス黒くパワーアップしたものをやる!!
vol.1はvol.1で自分のやりたかったこと、新宿ローリングストーンで黒人音楽だけのイベントをやりたい、という自分の思いを実現できたし、
ほんと終始ハッピーな雰囲気で、最高のイベントだった。
ただ、やり残したことがまだあるのではないかと、DJマイケルと話し合った。
ブラックミュージックのなかでも色々なジャンルやサウンドがある。
vol.1はそのなかでもポップなもの、キャッチーなものが割りと多かった気がする。
それを否定するわけではまったくない。
パーティーだから皆が楽しめる音楽というのが一番正しい。
でも、でも、もっとドス黒いもの、ヘビーなものもブラックミュージックにはたくさんあるし、エンターテイメントにも色んな形がある。
自分が若いときに衝撃を受けたのは、やはりそういう音楽だったはずだし、自分がやりたかったイベントも他にはないイベントだったはずだ。
このイベントの名前の由来となったマイルス・デイヴィスのON THE CORNERにしても、ローリングストーンズに影響を与えたブルースにしても、
そして、すべての音楽の根源にあるアフリカ音楽にしても、単なるポップミュージックの枠に収まらない凶暴さに僕は衝撃を受けたのではなかったか。
そういうものも、もっと掛けなきゃ嘘だろと思ったわけです。
70年代後半のパラダイスガラージのラリー・レヴァンがソウルからジャズ、ロック、民族音楽までジャンル関係なく踊れるものなんでもプレイしたみたいにDJしたい。
もちろん、見世物としてのエンターテイメント性もより高めつつ、vol.2ではもっともっと挑戦したい。
前回から引き続きDJ KAORU、マイケル、goodnightにでてもらい、また新たに渋谷リュウと河井啓吾にもでてもらう。
バランスやら技術やら集客力など良いDJの定義はたくさんあると思うけど、何よりも、自分が爆発するために、エクスプロージョンするために必要なメンバーを選んだ。この人たちできっと間違いないと思う。
絶対に必ず楽しい夜になる。それは約束します。
そして経験したことのない感覚も与えたい。
自分がブラックミュージックから受けた衝撃を共有したい、そういう思い。
ドス黒く、官能的に、強く、激しく、しなやかに、ときに滑稽に、思いきりバカバカしく、
ヴゥードゥーの呪術儀式を、ブラックパンサーの集会を、ブロンクスの路地を、アフリカの大地を、新宿の地下に憑依させたい!
こんな時代だから、なにも信じられないけど、だけど、リズムの快楽だけは僕は信じている。
次の日からだが痛くなるまで踊るんだ。
楽しすぎて涙がでるまで笑うんだ。
過剰に踊って、過剰に生を謳歌する。
それがロックンロールなんだ。
さぁ、パーティーが始まる。
皆の顔を見に行こう。
「人間が存在するということは強い意味では、瞑想するということではなく、
行動するということでもない(というのも我々は将来の目的のために現在の自由な振舞いを断念してしまうからである)
存在するということは、ほかでもない、荒れ狂うということなのだ」
ジョルジュ・バタイユ
9月14日(sun)
『ON THE CORNER vol.2』
ソウル&ファンクナイト!@新宿ROCK IN ROLLING STONE
◆19:00~ALL NIGHT!
◆CHARGE:2000yen(2Drink)
◆DJ
藤田奏
KAORU
マイケル( PACKaaaN !!! )
goodnight(JUKE BOX JIVE)
渋谷リュウ
河井啓吾(OTIS)
◆ ON THE CORNER
ソウル、ファンク、ジャズ、ブルース、R&B、R&R、ニューオリンズ、アフロ・ファンク、ヒップホップ。
形骸化したブラックミュージックをもう一度ストリートに取り戻すんだ!
難しくなんかない。リズムに乗ればいい。知ってる曲とか知らない曲とか関係ないんだ。さぁ、ステップを踏むんだ!腰を揺らせ!リズムだけを信じろ、リズムだけが俺達を解放してくれる!
あの街角で鳴るリズムが!
◆新宿ローリングストーン
新宿区新宿5−4−1 QフラットビルB1
靖国通り沿い、元厚生年金会館手前。ステーキハウスガッツが入ったビルのB1です。
JR新宿駅:徒歩 12分
新宿御苑前駅1番出口:徒歩 5分
新宿三丁目駅C7出口:徒歩 5分
TEL: 03-5379-3390