新宿のROCK BAR/CLUB、Rock In Rolling StoneのRESIDENT DJによる、日々のパーティー紹介や最近のオススメ音源、はたまた極私的なつぶやきまで、何でもありのブログ。
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藤田奏より
俺は、ありがとうと言いたい。

とにもかくにも、みんなありがとう!
あと1週間切っちゃった。あと6日か。
もう本当に終わっちゃうけど、悲しいより、もう、今は、とにかく、ありがとうという気持ちだよ。終わってないけど、終わる前だからこそ言っておきたい!

まず先輩DJのみなさん、薫さん、健治さん、遠藤くん、和田くん、MAY‐Eさん、チンタオくん、龍くん、本当にこんな31歳のおっさんを新人DJに選んで頂いてありがとうございました。
おかげで素晴らしい経験がたくさんできました。
同期のユウマ、樹里もありがとう!
ユウマは残念ながら実家に帰らないといけなくなってストーンを辞めてしまったけど、お前と同期で入ったことは、ほんとに心強かった。

樹里とは、木曜tutti fruttiを健治さんが抜けたあとに一緒にやってきたけど、ほんとに樹里は毎日毎日成長していくので、ほんと焦ったし、嫉妬したし、素晴らしいライバルだった。お互い毎週、ほんと「勝負」の気持ちだったね。

そして、大ちゃん。オーディションでは落ちたけど、ユウマが抜けてピンチヒッターを立候補してくれた。すごい勇気だと思う。かっこいい男だ。たくさんの素晴らしいデザインのフライヤーもいつもありがとう!

OBの先輩がたにもほっんとに沢山勉強させていただきました!
とくに、ミッチーとマイケルのふたり。
元々友達だからこそ、甘えなしでめちゃくちゃ厳しく先輩の立場から意見を言ってくれた。正直、ムカついたことも何度もあったけど、ほんと、二人の言葉がなかったらほんと俺は不貞腐れて埋もれてたと思います。

スタッフの皆さんもありがとうございました!しんごさん、あすかさん、秋山くん、ユースケ、ミオちゃん。
とくにミオちゃんとは、かれこれ7~8年長い付き合いというか、まず俺がストーンに初めてお客さんとして行って、最初に話したのがミオちゃんだったね。あなたに会わなければtutti fruttiにも通ってないし、こうしてストーンのDJにもなってなかっただろうね。あれがすべて今に繋がってるんだね。ほんとにありがとう!

そして、そして、なによりもストーンのお客さんたち、本当にいつもありがとう!
こんなに音楽を愛する、かっこいいお客さん、日本中でもストーンが一番だと思うよ。
歴代のストーンのDJたちがみんな凄いのは、やっぱお客さんが凄いからなんじゃないかな。
客の質がどうのこうの言いたくないけど、日本で一番カッコイイ夜遊びしてるのが、ストーンのお客さんたち!なんだよ!
DJ同士の勝負もあるけど、このお客さんたちとも毎回勝負だと思ってた。
命懸けで遊んでるひとたちには命懸けでDJしないと、やられるからね。
最高のお客さんたちだよ。

最後に、この素晴らしい出会いもすべて、社長TOSHIが新宿ローリングストーンという場所を作ったから。42年間お疲れ様でした。そして、ありがとうございました!

さぁ、あと6日ですよ。
みなさん、一緒に、死ぬ気で楽しみましょうよ!
こんな最高な店、ほんとに、他にはないよ!

可能な限り、遊びに来てほしい!あんまり言いたくないけど、多少無理してでも!

きっと、きっと、一生忘れられない夜になるから!
思いきり呑んで踊って騒いで笑って!
思いきり謳歌しようぜ!
ロックンロールを!

ノーフューチャー!
Posted by : rs-dj | DJ 藤田奏のブログ | 01:05 | comments(0) | - | -
9/14(日)ソウル&ファンクナイト『ON THE CORNER』
今週の日曜、僕がストーンで自分で企画する最後のイベント、ソウル&ファンクナイト『ON THE CORNER vol.2』を開催する。
前回ほんとに大好評いただいて、またやるしかないと決意しました!
そして、やるからには前回よりさらにドス黒くパワーアップしたものをやる!!
vol.1はvol.1で自分のやりたかったこと、新宿ローリングストーンで黒人音楽だけのイベントをやりたい、という自分の思いを実現できたし、
ほんと終始ハッピーな雰囲気で、最高のイベントだった。
ただ、やり残したことがまだあるのではないかと、DJマイケルと話し合った。
ブラックミュージックのなかでも色々なジャンルやサウンドがある。
vol.1はそのなかでもポップなもの、キャッチーなものが割りと多かった気がする。
それを否定するわけではまったくない。
パーティーだから皆が楽しめる音楽というのが一番正しい。
でも、でも、もっとドス黒いもの、ヘビーなものもブラックミュージックにはたくさんあるし、エンターテイメントにも色んな形がある。
自分が若いときに衝撃を受けたのは、やはりそういう音楽だったはずだし、自分がやりたかったイベントも他にはないイベントだったはずだ。

このイベントの名前の由来となったマイルス・デイヴィスのON THE CORNERにしても、ローリングストーンズに影響を与えたブルースにしても、
そして、すべての音楽の根源にあるアフリカ音楽にしても、単なるポップミュージックの枠に収まらない凶暴さに僕は衝撃を受けたのではなかったか。
そういうものも、もっと掛けなきゃ嘘だろと思ったわけです。
70年代後半のパラダイスガラージのラリー・レヴァンがソウルからジャズ、ロック、民族音楽までジャンル関係なく踊れるものなんでもプレイしたみたいにDJしたい。

もちろん、見世物としてのエンターテイメント性もより高めつつ、vol.2ではもっともっと挑戦したい。

前回から引き続きDJ KAORU、マイケル、goodnightにでてもらい、また新たに渋谷リュウと河井啓吾にもでてもらう。
バランスやら技術やら集客力など良いDJの定義はたくさんあると思うけど、何よりも、自分が爆発するために、エクスプロージョンするために必要なメンバーを選んだ。この人たちできっと間違いないと思う。

絶対に必ず楽しい夜になる。それは約束します。

そして経験したことのない感覚も与えたい。

自分がブラックミュージックから受けた衝撃を共有したい、そういう思い。

ドス黒く、官能的に、強く、激しく、しなやかに、ときに滑稽に、思いきりバカバカしく、
ヴゥードゥーの呪術儀式を、ブラックパンサーの集会を、ブロンクスの路地を、アフリカの大地を、新宿の地下に憑依させたい!

こんな時代だから、なにも信じられないけど、だけど、リズムの快楽だけは僕は信じている。

次の日からだが痛くなるまで踊るんだ。

楽しすぎて涙がでるまで笑うんだ。

過剰に踊って、過剰に生を謳歌する。
それがロックンロールなんだ。

さぁ、パーティーが始まる。
皆の顔を見に行こう。


「人間が存在するということは強い意味では、瞑想するということではなく、
行動するということでもない(というのも我々は将来の目的のために現在の自由な振舞いを断念してしまうからである)
存在するということは、ほかでもない、荒れ狂うということなのだ」

ジョルジュ・バタイユ




9月14日(sun)
『ON THE CORNER vol.2』
ソウル&ファンクナイト!@新宿ROCK IN ROLLING STONE

◆19:00~ALL NIGHT!
◆CHARGE:2000yen(2Drink)

◆DJ
藤田奏
KAORU
マイケル( PACKaaaN !!! )
goodnight(JUKE BOX JIVE)
渋谷リュウ
河井啓吾(OTIS)

◆ ON THE CORNER
ソウル、ファンク、ジャズ、ブルース、R&B、R&R、ニューオリンズ、アフロ・ファンク、ヒップホップ。
形骸化したブラックミュージックをもう一度ストリートに取り戻すんだ!
難しくなんかない。リズムに乗ればいい。知ってる曲とか知らない曲とか関係ないんだ。さぁ、ステップを踏むんだ!腰を揺らせ!リズムだけを信じろ、リズムだけが俺達を解放してくれる!
あの街角で鳴るリズムが!


◆新宿ローリングストーン

新宿区新宿5−4−1 QフラットビルB1

靖国通り沿い、元厚生年金会館手前。ステーキハウスガッツが入ったビルのB1です。
JR新宿駅:徒歩 12分
新宿御苑前駅1番出口:徒歩 5分
新宿三丁目駅C7出口:徒歩 5分
TEL: 03-5379-3390
Posted by : rs-dj | DJ 藤田奏のブログ | 18:44 | comments(0) | - | -
8/22(金)HAPPY SONGS~真島昌利&甲本ヒロト特集~
いよいよ、今週金曜日です♪『HAPPY SONGS~真島昌利&甲本ヒロト特集~』DJ 河井啓吾より、熱い熱いコメント頂きました!


どうもこんにちは!河井啓吾です!
毎年Happy Songs前にはストーンブログにコメントや好きな曲を投稿させていただいております。DJの河井啓吾です。

【バックナンバー】
http://rs-dj.jugem.jp/?eid=812 (2013年)
http://rs-dj.jugem.jp/?eid=542 (2012年)

 2012年に単なる特集としてではなく、年一回のパーティとして始動したHappy Songs〜真島昌利&甲本ヒロト特集〜。
皆さんもご存知かとは思いますが、新宿Rolling Stoneは今秋で閉店となります。
つまり”Happy Songs”は今回で最終夜。過去の2回も終始素晴らしい雰囲気、というか瞬間ごとの盛り上がりで熱狂の夜となりました。もちろん2014年もドカンと派手に開催します!
最終夜ということは終わってから感じればよいのです。素晴らしい夏の一夜になるでしょう!!

と、いうことで最後のHappy Songsですから、僕なりにDJのご紹介をしましょうかね。
今年のHappy Songsは4DJです。僕以外の3DJのご紹介を!

まずタイラダイスケさんです。
Free Throw、Paradeでお馴染みのタイラさんにHappy SongsでようやくDJしていただけるこの喜び!Free Throwなどでお会いするたびにHappy SongsでDJやりたいと駄々をこねられて面倒だなと思っていましたので本当によかったです!と言いますのは冗談!(笑)
タイラさんのルーツがマーシー&ヒロトにあることはお話をする中でよく知っていましたので、ずーっとタイラさんにはHappy SongsでDJをしていただきたいとオファーのお話をしていたんですね。このタイミングで実現できて個人的にも凄く嬉しいのです。あれもかけたい、これもかけたいとはちきれんばかりの熱量で当日DJしてくれるかと思います。
めちゃくちゃ楽しみにしております!

 
続いて渋谷リュウですね。
彼がこのHappy Songsの発起人です。新宿RollingStoneのレジデントDJを卒業後、初めて公の場でのDJになるのではないでしょうか。
復帰にこの日を選んだということは、それだけこのパーティへの愛があり、そして過去2回がとても楽しかったことがあるのでしょう。実際、これまでのHappy Songsでも素晴らしいDJをしていますしね。おかえり!


そして新宿Rolling Stoneの現役レジデントDJからは藤田奏です。
Twitterでも書いていましたが、THE BLUE HEARTSを小学4年生からリアルタイムで通過した奏君。新宿Rolling Stoneのパーティで遊んでいるときにマーシー&ヒロトの曲がかかっている時にはめちゃくちゃ踊っている奏君がいつもいます。
そういえば今年のフジロックのGAN-BAN SQUAREで奏君がDJをしているときにTHE BLUE HEARTSをかっこよくプレイしていました。ムムム、僕も負けてられません!

 
今週金曜日は新宿Rolling Stoneで遊び倒しましょう。
でっかいロックンロールの扉を開放してお待ちしております!

 
最後に2014年8月現在の僕のヒットナンバーを。

The Blue Hearts / 僕はここに立っているよ
The Blue Hearts / 闘う男

The High Lows / 千年メダル
The High Lows / シェーン

ザ・クロマニヨンズ / スピードとナイフ
ザ・クロマニヨンズ / あさくらさんしょ
 
真島昌利 / 風のオートバイ
Posted by : rs-dj | DJ 藤田奏のブログ | 23:01 | comments(0) | - | -
いよいよ本日!ザ・ルースターズ特集!
いよいよ本日!!!7月17日、木曜日。
tutti frutti presents 『ザ・ルースターズ特集!』!

木曜になればダンスに夢中〜♪
結成35周年を迎え、更に今年Fuji Rock Festival2014に出演が決定した日本を代表するロックンロールバンド ” ザ・ルースターズ ”特集を開催!
ルースターズの数々の名曲はもちろん!
ルースターズに影響を与えた50's、60'sロックンロール!ブルース!
そしてルースターズから影響を受けた日本の70年代〜現代のロックンロールバンドの曲も掛けまくる!
目眩がするまでロックンロールづくしの一夜!

ロックンロールに酔いまくれ!!!


◆7月17日(木)
◆19:00〜ALL NIGHT !

◆CHARGE
19:00〜21:00 NO CHARGE
21:00〜LAST 200yen

◆DJ
藤田奏、TOSHI、樹里
◆バーテンダー
鈴木みお
Posted by : rs-dj | DJ 藤田奏のブログ | 13:02 | comments(0) | - | -
7月4日(金)ソウル&ファンクナイト『ON THE CORNER』
いよいよ来週の金曜日!7月4日(金)。
新宿ローリングストーンに入って、初めての藤田奏による企画イベント開催します!!
ソウル&ファンクナイト
『ON THE CORNER』です!
命懸けで爆発します!
ほんと、最高のDJたちが集まってくれました!
あとは、主役のダンサーたち、つまりこのブログを読んでくれてるあなたの到着を待つだけ!です!
朝までファンキーなグルーヴに身も心もゆだね、踊り狂いましょう!



踊るんだよ。
音楽の鳴っている間はとにかく踊り続けるんだ。
おいらの言っていることはわかるかい?
踊るんだ。
踊り続けるんだ何故踊るかなんて考えちゃいけない。
意味なんてことは考えちゃいけない。
意味なんてもともとないんだ。
そんなこと考えだしたら足が停まる。
一度足が停まったら、もうおいらには何ともしてあげられなくなってしまう。
あんたの繋がりはもう何もなくなってしまう。永遠になくなってしまうんだよ。
そうするとあんたはこっちの世界の中でしか生きていけなくなってしまう。
どんどんこっちの世界に引き込まれてしまうんだ。
だから足を停めちゃいけない。
どれだけ馬鹿馬鹿しく思えても、そんなこと気にしちゃいけない。
きちんとステップを踏んで踊り続けるんだよ。そして固まってしまったものを少しずつでもいいからほぐしていくんだよ。
まだ手遅れになっていないものもあるはずだ。使えるものは全部使うんだよ。
ベストを尽くすんだよ。
怖がることは何もない。
あんたはたしかに疲れている。
疲れて、脅えている。
誰にでもそういう時がある。
何もかもが間違っているように感じられるんだ。
だから足が停まってしまう。

でも踊るしかないんだよ。
それもとびっきり上手く踊るんだ。
みんなが感心するくらいに。
そうすればおいらもあんたのことを、手伝ってあげられるかもしれない。
だから踊るんだよ
音楽の続く限り

村上春樹『ダンス・ダンス・ダンス』より


7月4日(金)
『ON THE CORNER』
ソウル&ファンクナイト!@新宿ROCK IN ROLLING STONE

19:00~ALL NIGHT!

■DJ
藤田奏
KAORU
■GUEST DJ
マイケル( PACKaaaN !!! )
goodnight(JUKE BOX JIVE)

■ ON THE CORNER
ソウル、ファンク、ジャズ、ブルース、R&B、R&R、ニューオリンズ、アフロ・ファンク、ヒップホップ。
形骸化したブラックミュージックをもう一度ストリートに取り戻すんだ!
難しくなんかない。リズムに乗ればいい。知ってる曲とか知らない曲とか関係ないんだ。さぁ、ステップを踏むんだ!腰を揺らせ!リズムだけを信じろ、リズムだけが俺達を解放してくれる!
あの街角で鳴るリズムが!
Posted by : rs-dj | DJ 藤田奏のブログ | 21:46 | comments(0) | - | -
6.26(木) JIMI HENDRIX 特集
6/26(木) “tutti frutti presents JIMI HENDRIX 特集!"
記念すべき新生tuttifrutti第一発目はまさかまさかの『ジミ・ヘンドリックス特集!!!』

新しく生まれ変わったtutti fruttiは尖っていくぜ!オーラーイ!覚悟しときな!
新宿五丁目の地下に紫のけむりが立ちのぼるぜ!
紅一点・DJ樹里による、歯でターンテーブルを回したり、背中に置いてスクラッチ、レコードを燃やすなどのパフォーマンスも見逃せないぜ!
バーテンダーの鈴木ミオもこの日ばかりは、右利きなのに左手だけでカクテルを作るぜ。おそらく作るのに相当時間かかるぜ!覚悟しときな!
社長・DJ TOSHIはおそらく、ジミヘン特集と知ったら、いつも以上にストーンズナンバーを増やしてくるはずだ。これぞジミヘン仕込みの反骨精神だ!覚悟しときな!

俺たちはウッドストックも、モンタレー・ポップ・フェスティバルも間に合わなかったが、新宿Rolling Stoneがある!
tutti fruttiがある!

数々のジミヘンナンバー、そしてジミヘンに影響を受けた現代のアーティストのナンバーに至るまで、サイケデリックに、ファンキーに、爆音で掛け倒す一夜!
黒く、激しく、官能的に、躍り狂え!
ファズサウンドの洪水に溺死せよ!

Are you Experienced?

6月26日(木)『JIMI HENDRIX 特集』
19:00~ALL NIGHT
DJ 藤田奏、TOSHI、樹里
Posted by : rs-dj | DJ 藤田奏のブログ | 19:55 | comments(0) | - | -
tutti frutti
今週の木曜日、6月19日でDJ 佐々木健治がtutti fruttiを辞めます。
SwankやらParadeやらRumbleは継続するので、別にストーンを辞めるわけではないので、週末に行けばケンジさんには会えるんだけど。
tutti fruttiを愛してくださってるお客さん達や、スタッフ、DJはやっぱり、とても寂しく思ってるかたも多いと思う。
僕も、もちろんそのひとりだ。
特に僕はスワンクやらパレードやらランブルではDJをしていないので、一緒にレギュラーでやるのは19日が最後。

7年前、初めてtutti fruttiにいったとき僕は24歳だった。
その頃の僕といったら、友達もいなくて、彼女もいなくて、ほんとロックンロールだけが友達で、自分のやりたいことがなんなのかもわからなくて、自分の居場所を探して、居場所がなくて、毎日をもて余して、ほんとクソファッキン野郎でした。ほんと、どん底だった。
そんなとき、出会ったのが新宿Rolling Stone、tutti frutti だった。そして、ケンジさん、マイケル、社長、みおちゃんだった。
東京に来て初めて友達ができて、居場所が見つかった気がした。
それから、毎週通った。とにかく木曜日のバイト終わりにストーンに行くのが楽しみだった。
自分の好きな曲が、聞いたことないぐらい爆音で聞けて一晩中踊れる場所があるなんて、なんて最高なんだ!と思った。
今まで知らなかった曲もたくさん知った。
当時は、いまみたいにスマホもないし、曲を調べるアプリなんてなかったから、MCを聞き逃さないように必死だった。
毎週毎週朝まで踊った。それは、普通に考えれば単なる遊びなんだけど、tutti fruttiに通うことは自分の中では遊びのつもりじゃなかった(笑) なんというか、とても恥ずかしい言い方だが「ロックの修行」のつもりだった(笑)
雨の日も、風邪の日も、彼女ができた日も、誕生日の日も、欠かさず通った。 ケンジさんは覚えてないかもしれないけど、ロックじゃないからって理由でリクエストをかけてくれなかったケンジさんに向かって「じゃあ、ロックの定義って何なんですか?!」って逆ギレしたこともあった(笑)

しかし、やがて月日は経ち、マイケルも辞め、僕も映画の助監督をやりはじめたりで忙しくなり、tutti fruttiに行く機会は次第に無くなっていった。
それでも、たまに顔を出すとケンジさんと社長とみおちゃんは変わらずいつもの感じで迎えてくれた。まるで実家のような安心感がそこにあった。

さらに月日は流れた。僕の人生も、色んな出会いや別れがあって、二回転ぐらいした頃、いつのまにか僕は30歳を過ぎていた。
ある日、
マイケルと歩いているとき、「ストーンのオーディションでも受けてみようかなぁ~」って軽い感じで言ったら、マイケルは真顔で「受けなさい」と言ってきて、僕は引くに引けず、ほんとにオーディションを受けることになり、そしてまさかの合格をしてしまった。

でも、合格したからには、もちろん僕は木曜日でケンジさんと一緒にtutti fruttiをやりたいと思っていたから木曜日を志望した。
しかし、いざやってみると、
ケンジさんは俺のことダメ出しばかりで、一切褒めてくれないので、たまには褒めろコノヤロウ!といつも思ってイライラしてた。
なんとか認められようと頑張っても、何もかもうまく行かず、ストーンの木曜日に入ってから、いつもモヤモヤしていた。俺にはDJの才能がまったくないのかもしれないとも思った。
けど、しばらくしてケンジさんが6月で木曜日を辞めるということを知って、
なんか、寂しいというより悔しかった。なにも成長した姿を見せることができずに、一緒のレギュラーが終わってしまうことが。
tutti fruttiという名前はケンジさんが考えた名前だから、ケンジさんがいなくなったら名前変えたほうがいいのかなって一瞬思ったけど、
木曜日がtutti fruttiじゃなくなるのなんか想像できなかった。
自分にとってもあまりに思い入れが強すぎるし、
お客さんだって、tutti fruttiへの思い入れが強いとおもう。
だから、名前を変えることはできない。じゃあ、もう俺が引き継ぐしかないんだ、と思った。
俺はまだケンジさんに褒められたことないし、
DJの才能もないかもしれない。
けど、木曜日、tutti fruttiをいま引き継ぐことができるのは、おそらく俺しかいない。
だから、これは運命なんだ。
もしかしたら7年前から決まっていたのかもしれない。あのロックの修行の日々から。

もうモヤモヤしない。
俺がやる運命なんだから。
その運命を受け入れようと決意いたしました。

さあ、19日は最後の佐々木健治、木曜日ラストです。
絶対に木曜日史上過去最高の盛り上がりになるから、みんな絶対に、遊びに来てね。

そして!翌週からも、木曜日はtutti fruttiは続くよ。続けるよ。
ケンジさんがいなくなっても、むしろ今まで以上に盛り上げるので、みんな、是非とも、是非とも木曜日tutti fruttiをこれからも 宜しくお願いします!
Posted by : rs-dj | DJ 藤田奏のブログ | 20:34 | comments(0) | - | -
いよいよ今夜!忌野清志郎特集 Groovin'Time!
Woo いよいよ今夜だぜ!『忌野清志郎特集 Groovin'Time♪』

僕と清志郎の出会いは、そう中1の頃だったと思います。
ラジオから流れてきた 雨上がりの夜空に でした。
リヴァプールからではなく有楽町からだったかもしれないけど僕の琴線はビンビンに反応して、その瞬間、急いでラジカセの録音のスイッチを押しました。
今のようにyoutubeやスマホのない時代。
僕はその曲頭の切れたテープの雨上がりの夜空にを擦りきれるまで聴きました。
やがて、その曲がRCサクセションというバンドの曲で、TVによく出てくる、働くパパは~♪を歌ってる忌野清志郎というちっちゃいおじさんがやってたバンドだと知った。
オーティス・レディングもサム&デイヴも、トム・ロビンソン・バンドもブルースもへルマン・ヘッセもすべて清志郎から教わった。
バイトをすぐ辞めるのも、女の子に奢らせるのもドラッグも原発も政治もすべて清志郎から教わった、というか清志郎が僕のモラルのひとつの指針であり、ロールモデルであったのです。
だから、清志郎特集でDJするということは、自分の中1から始まった20代の自分の青春時代を総括する行為に近いかもしれません。
で、今日集まるのはそんな自分だけの思い入れのある人ばっかりだと思うんだけど(笑)
もちろん、清志郎をまったく聴いたことない人が来ても楽しいイベントになると確信している。このイベントが清志郎との出会いになったら最高だなと思う。
朝まで踊ったり歌ったり笑ったり泣いたり、
みんながみんなのそれぞれのバラバラの青春を少しでも共有する瞬間みたいなのがあれば、
一瞬でもあれば、もう何も言うことはないよ。
きっと素敵な夜になる。

今夜、待ってます。
Posted by : rs-dj | DJ 藤田奏のブログ | 14:37 | comments(0) | - | -
忌野清志郎特集 Groovin'Time
さて、昨日の河井啓吾に引き続き、今日はDJ マイケル からの忌野清志郎特集にかける熱い思いの入ったコメント頂きました!↓


清志郎が亡くなってからずっと続けてます夜。今年もやりますGroovin' Time@新宿ローリングストーン。

グルーヴィンタイム。
清志郎がオーティスに憧れて自分のアルバムにつけたこの名前。
僕らは清志郎の音楽、清志郎が愛した音楽をかけるこの夜にこの名前をまたお借りしてつけました。

この夜もいっしょに新宿ローリングストーンで清志郎の音楽を。
一晩、清志郎の音楽と皆さんと

つ・き・あ・い・た・い!!!



マイケル
Posted by : rs-dj | DJ 藤田奏のブログ | 12:43 | comments(0) | - | -
忌野清志郎特集 Groovin'Time
いよいよ、1週間切りました!忌野清志郎特集、Groovin'Time !DJ 河井啓吾から素敵なコメント頂きました!



どうも皆さんこんばんは。ストーンブログではお久しぶりです。DJの河井啓吾です。

今回は今週金曜日の忌野清志郎特集~Groovin’ Time~にむけて拙いながらも徒然と筆をとらせていただきます。

突然ですが、清志郎の歌の世界にはずっと憧れてます。でも、僕はどうやっても正反対の人間なんですね。
スローバラードみたいに市営グランドで好きな女の子と車の中で毛布にくるまりながらカーラジオを聴いたことはありませんし、授業をさぼって屋上でタバコを吸いながらトランジスタラジオも聴いてません。フリーターソングに背を向けて職に就いたし、学生の頃の美術の先生との思い出も全然ございません・・・。

あ!新宿駅でウトウトして吉祥寺あたりで・・・みたいなことはよくありますね。これはストーンラバーの皆さんなら体験していません?してないか。


自分とは距離の遠いところを歌ってくれる清志郎が好きなんです。あぁ、いつか同じような体験をしてみたい、ないものねだりをする感覚がつきまとうのが好きなんです。

そうそう清志郎のMCも粋ですよね。あのR&B直系のマイクパフォーマンス。
Otis Reddingの映像が一番わかりやすいですね。Otisって絶対に清志郎の影響を受けてますよね、って言っちゃうくらいステージングがきまってます。お客さんとの距離の取り方はSam Cookeっぽいですよね。

なので、今回のDJではLive盤からもたくさんかけてみようと思ってます。もちろん清志郎のMCもうまく入れながらね!

それと僕はGroovin’ Timeというパーティがとっても好きなんです。もともとGroovin’ Timeがスタートしたのが清志郎が亡くなった2009年ですね。僕が初めて遊びに行ったのは2010年ですね。1回目から遊びに行っていると思い込んでいたのですが、初めてストーンに遊びにいったのが2009年の秋だったので勘違いでした。きっとそれだけ2010年が楽しかったんでしょうね。マイケルさんが汗だくでDJブースから出てきた記憶がございます。もちろん2011年も遊びにいきました。僕がストーンのレジデントDJになったのが2010年の12月でしたから、確か2011〜2012年はDJをやらせてくれって駄々をこねた気がします(笑)遊びにいきながら「僕の方が皆さんをガッタガタさせられるのにな〜」と考えていました。冗談です。こんな話は長く続けちゃだめですね!

とにかく、金曜日の忌野清志郎特集~Groovin’ Time~をぜひご期待ください。
まだまだ筆が進みますが、散漫とならないうちに結びますね。残りは金曜日におしゃべりしましょう。
清志郎の言葉を借りるなら

「俺ん家の庭だと思って楽しんでってくれ!」!!

というところじゃないでしょうか。
Posted by : rs-dj | DJ 藤田奏のブログ | 16:05 | comments(0) | - | -
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